婦系図是一部片,学士の早瀬は芸者上がりの内縁妻、お蔦と暮らしていた。愛情さえあれば、相手の氏素性など関係ないというのが、早瀬の信条だったのだ。しかし、それが早瀬の恩師で、実父の様に敬愛する酒井の耳に入り、早瀬は激しく叱責される。離縁か、破門か、酒井に迫られた早瀬は、お蔦との別れを決意するのだった。